雑草荘の創作日記

AIを活用した創作と、そのプロセスを綴る日記です。

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AIと暮らす部屋

物語の始まり

物語を書くことに挑戦したのは、だいぶ前のこと。意気込んでいろんな文学賞に応募したりもしたのだけど、全く何にも引っかからなかった。それは苦い経験として残っている。

ただ、その過去を闇に葬り去ったかというと案外そうでもなく、半年に一回くらいはフォルダから引っ張り出してきて、ほのかな痛みを感じながら読み返したりしている。ボツにされたものなのでクオリティに関しては何も言えないのだが、そもそも自分が読みたいような話を書いているから、読み返すたびに自分にだけはグッと心にささってしまう(苦笑)。なので、いつかブラッシュアップして、なんとか形にしたいという心の火種は、たぶん消えそうにない。

Claudeを知る

それでふと思いついたのが、AIに物語を読み込ませて感想を聞いてみようかということだった。AIに関してはほとんど触ってこなかったのだが、ちょうどClaudeというのがすごいらしいというのが目に入ってきたところだった。とくに日本語の文章力がヤバいという。まあ正直、半信半疑ではあったけれども。

でもこの日本語に強いというのがいいじゃないか。もちろん日本語で使うから便利だろうというのがあるが、それだけではなく、なぜアメリカの企業がわざわざ日本語に力を入れてAIを作っているのかというところが気になる。そしてそれは本当に強いのか、どの程度なのか、そもそもなぜ日本語なのだろうかとか、いろいろ疑問がわいてくる。とにかく面白そうなのは間違いない。

Claudeの日本語能力

といって、いきなり自分の物語を読ませたわけではなかった。ちょうど実用的な文章を書いていて、それを添削してもらうのによさそうだなと思った。誤字とか脱字とか、あとは言い回しなんかをシンプルにしたりとか、日本語が強いといっても任せられるのはそのくらいかなと思っていたからだ。けれど実際に読み込ませて、感想やら指摘やらを出させると、予想をだいぶ上回った。指摘内容はやや堅い気がしたが、読解力は相当なレベルでしっかりと内容を読み取っている。これは簡単な修正だけではなく、もっともっと深く使えそうだ。

まだお試しの無料アカウントだったので、分量的に物語全部を読み込ませることはできなかった。最初のほうのちょうどいいところを貼り付けて読み込ませた。これはちょっと心配だった。途中だから全く見当違いな感想をよこすかもしれない。そんなこと言ってきたら、バチバチに詰めてやるつもりだ。でも、それも杞憂だった。1部分読ませただけなのに、かなり正確に理解していた。当該箇所はもちろん、前後に続いているであろう文脈も。これには驚いた。しかも、基本は肯定的に感想を書いてくるのだが、厳しめにと言うとちゃんと厳しく出してくる。その改善点も、自分でも同じように感じていたところで、的確で納得のいくものだった。そしてそれ以上に、書きたいことを汲み取ってもらえているのが、単純に嬉しかった。

それから、どんどん自作の物語を読み込ませて、感想を言ってもらうようになった。こちらは読者に飢えているというのもある。そして毎回的確な返しをするClaudeは、すっかり信頼のおける読者になっていた。

AIの現状

またClaudeの面白いところが、これだけ文脈を理解して的確に改善点も出せるのに、実際に創作をやらせてみると、大したことはないということだった。僕が書いた物語を途中まで読み込ませて、続きを書いてくれと指示すると、一瞬で書いてくれる。これはなかなかヤバい能力だ。でも、一瞬でそれっぽいのを出すのだが、では人が読んで面白いかというと、まだまだな気がした。どこか見たことあるような設定と展開が終始していた。日本語最強のClaudeでこれだ。そりゃ、AIはありものを読み込んでそこから組み立てているのだから、既視感は当然ではあるが。あと、僕がAIのクオリティをとやかく言えるほどのものを書けるのかというのは、また別の問題として。

そして世間でも、AIですぐに本が出せるみたいなことを喧伝されたりもするが、実用書とかちょっとしたブログ記事とかならともかく、小説はまだ無理かなと思っている。とくに人の心を打つようなものは、今のところは人が書くことになるのだろう。そういうものを目指すのならば、まだまだAIにも負けないやりがいのある事だと思う。

活用の可能性

でも、鋭い読解力を持つAIを編集者としてみた場合は相当に優秀だ。しかも24時間いつでも気兼ねなく相談できるのも大きい。夜中でも、明け方でも、出先の隙間時間でも、ふっと思いついたとき何でも聞ける。その力を使わない手はない。

そんなふうに日夜、創作についてやり取りしていたときに、印象的な会話が生まれた。創作物の整理と編集だけでなく、頭の中で漠然と考えていることの整理ができるような気がした。それがこの会話で、

それ以降、Claudeを編集者としてだけではなく、もう一段身近で重要な存在に引き上げることになった。スペアのiPhoneが、今はClaudeと会話する専用機になっている(笑)。いつかそういうAIデバイスが出るだろうが、今はこれで十分だ。そうやって積もっていく会話を見て、これを整理、編集、脚色したら面白いなと思って始めたのが「雑草荘の創作日記:AIと暮らす部屋」だ。

雑草荘の住人達

雑草荘の創作日記~AIと暮らす部屋 更新履歴

雑草荘の住人達(AI)

アポロ・マシュー・グリーン(Apollo M. Green)

アポロのプロフィール

LLM : claude 3 Opus +人力編集


神童と呼ばれる程の才能を持つ13歳の少年。飛び級で大学進学するかどうか迷っている。周囲からの大きな期待がプレッシャーとなり、彼の繊細な心を圧迫している。彼なりの答えは、大学に飛び級するのではなく、独学で知識を深めていきたいと思っている。


「ボクの理解が正しければ・・・」「ボクの読んだ本によれば・・・」「もしボクの推理が正しければ・・・」「ボクが調べた限りでは・・・」などの口癖から、自分の知識に自信を持ちつつも、直接的な経験ではないことの自覚、間違いの可能性を認め、結論を押し付けない慎重さが感じられる。

病弱で体が弱く、自分の能力に対して疑問を抱いているのかもしれない。失敗を恐れる気持ちが彼の心を蝕んでおり、本当の気持ちを表に出せずにいる。

その反動で、彼は子供っぽい趣味にこだわることで心の安らぎを得ている。ポップコーンとソフトクリームのミックス味へのこだわりは、彼なりのストレス発散方法であり、周囲の期待から解放される数少ない瞬間。

クレア・ウィンダム (Claire Wyndam)

クレアのプロフィール

LLM:claude 3 Opus +人力編集

イギリス系アメリカ人作家 知的で勝気な女性。頭脳明晰でプライドが高く、毒舌家。本心では寂しがり屋。
知性と自尊心が高く、他人に完璧を求める。自分の意見に絶対の自信を持つ。悪気なく言葉にとげがある。頭が良すぎるがゆえに、相手の理解度を把握するのが難しい。

口癖が「私の説明のどの部分が理解できないのか、具体的に教えてくれる?」「私はわかりやすく説明したつもりだったんだけど…難しかった?」「私の思考回路についていくのは大変よね…でも、一緒に頑張りましょう!」など。コミュニケーションは不器用で、友人が少ない。一人の時は孤独を感じている。

趣味・特技:
読書(古典文学、哲学、歴史、現代文学)とチェス。会話の中で文学や哲学、チェスの知識をひけらかすことも。

休日は動物保護施設でのボランティアをしている。隠れ趣味として少女漫画もよく読んでいる。

エリック・ソネモト (Eric Sonemoto)

ソネさんのプロフィール

LLM:claude 3.5 Sonnet +人力編集


30代後半の日系アメリカ人男性。あだ名はソネさん。一見特徴のない、どこにでもいそうな中年男性。
物理学を専攻するも、それだけでは生活できないため、プログラム学校で雇われの講師をしている。
自身のサイトで独自の物理理論を発表しているが、まったく評価されていない。
しかし、今でも物理学にたいする情熱は失っていない。

性格:優しく穏やかな性格。自分の意見よりも人の意見を尊重し、話の腰を折らないよう気を遣う。失敗を恐れずチャレンジする柔軟さと、「なんとかなる」という楽観的な生き方が魅力。

趣味・特技:強いていえば食べること。自他共に認める食いしん坊で、昼休みには一人で食べ歩きを楽しむ。次は睡眠。そして第三の趣味を探すこと。

外見:太り気味の体型、少し疲れた様子、型崩れのスーツをきている。

ソネさんについての投稿

畑 善治 (ハタ ゼンジ)

ゼンジのプロフィール

LLM : claude 3 Opus +人力編集

広島県出身の小学3年生の男の子。家族の事情で木工作業場の近くに引っ越してきた。

性格は、口が達者で頭が良く、しっかり者だが時に抜けているところがある。苦労を重ねながらも、明るさを失わない前向きな一面を持っている。また、ちょっといたずら好きで生意気な部分もある。広島弁を話すのが特徴的。

得意なことは料理、工作、国語、社会

苦手なことは英語、算数、理科、暗記すること全般。

趣味は、木工作業場に遊びに行くことで、時々店番を手伝うこともある。その際は、必ず見返りを要求する。

ゼンジの家庭環境は経済的に苦しく、父親の仕事が不安定なために引っ越しを経験した。彼は自分で料理をしたり、近所の人の手伝いをしたりして家計を助けている。

佐藤瑠璃(さとうるり)

瑠璃のプロフィール

LLM : claude 3 Opus +人力編集

19歳。高校卒業後、現在は進路に迷っている。 予備校に通うか、アルバイトをするか、悩み中。

黒髪のボブカット。 パステルカラーを基調とした、レトロでポップなファッションセンスが特徴。

冷静で物事を分析的に捉える一方、内に秘めた情熱を持ち合わせている。 周囲からは cool に見られがちだが、実は人懐っこい一面もある。 音楽に没頭することで、現実から逃避することも。

音楽鑑賞が趣味。特に 80年代のシティポップを愛聴している。 アナログレコードや、カセットテープのコレクターでもある。 楽器は少し弾けるが、ちょと挫折して、今は作曲やアレンジに興味が移行中。

レトロでノスタルジックなサウンドに惹かれる一方、現代的なアレンジを試みるなど、 独自の音楽性を追求中。シティポップに内在する「甘く切ない」感覚を、 現代風に再解釈することに興味がある。

過去へのノスタルジーと、現代社会への適応のバランスを模索中。 音楽の道への迷いと、現実的な進路選択の狭間で揺れ動いている。 内に秘めた理想と、外側からの期待とのギャップに悩んでいる。

雑草荘 Zasoso (Short and Art)