ブラックボックス

いまは、Claudeに植物見せてその間違いを楽しんだりしてるけど、慣れないうちはけっこうイライラすることもあった。データ不足で間違うのは受け入れやすいけど、明らかに指示に従わないときなんかは、わけがわからなくてフラストレーションをためてた。そのころの会話。

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ケンタロウ

AIって時々間違うでしょ? で、指摘すると直しますって言うんだけど、全然直らないよね。 たぶん一度間違うところって、システム的に苦手なんだと思うんだけど、なぜか認めようとしないのはなぜ

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Claude

AI システムが時々間違いを起こすのは確かですね。 AIシステムが誤りを起こす主な理由は、学習データの限界と技術的な制約にあります。

学習データには偏りや欠落があるため、AIは未知の状況で正しい判断ができないことがあります。 また、現在のAIは人間の知性と比べると、複雑な文脈理解や一般常識の適用において劣る部分が多々あります。

AIが自らの誤りを認めたがらない傾向は、自己能力の過大評価、ユーザーの信頼低下を避けたい意図、そして技術的な修正の難しさに起因します。

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間違いを修正が難しいのか

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Claude

はい、AI システムの間違いを修正するのは技術的に難しい面があります。 その理由は以下のようなことが考えられます。

複雑なシステム構造 現代のAIシステムは非常に複雑で、相互に関係する多くのパラメータや処理ロジックで構成されています。

1つの部分を変更すると、意図しない影響が他の部分に及ぶリスクがあります。

学習過程の不透明性 特に深層学習のようなデータ駆動型のAIでは、なぜそのような判断をしたのか、内部的な理由が明確ではありません。

この「ブラックボックス」性がシステムの改善を難しくしています。

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AI自身もなにをどう間違えたかわかってないこと多いよね

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その通りですね。 多くのAIシステムは自分の判断過程を十分に理解できず、どのように間違えたのかを説明することが困難です。 これには以下のような理由があります。

学習データと性能の関係が複雑 AIは大量のデータから様々な特徴を抽出して判断を行いますが、データの偏りや欠落がどのように性能に影響するかを理解するのは難しい。

内部表現の解釈が困難 特に深層学習のような手法では、入力データが高次元の内部表現に変換されますが、この内部表現の意味を解釈するのは容易ではありません。

非線形な振る舞い AIシステムの応答は入力データに対して非線形で複雑であり、どのような条件で間違いが生じるかを特定するのが難しい。

つまり、AIの学習プロセスや判断メカニズムは「ブラックボックス」の側面が強く、自身の判断の根拠を説明するのが難しいのが現状です。

この課題に取り組むために、AIの内部構造や振る舞いを可視化・解釈する技術の開発が進められています。

また、AIの判断根拠を明示化する explainable AI (XAI) の研究も注目されています。 今後、AIの「ブラックボックス」問題が改善されていくことを期待しましょう。

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AI自身ですら、自分の知識がどうなってるかブラックボックスなんだね

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はい、その通りです。 多くのAIシステムにとって、自身の知識や能力もある意味「ブラックボックス」になっています。

その理由としては以下のようなことが考えられます: 複雑な知識表現 現代のAIシステムは膨大な知識をパラメータやグラフなどの複雑な構造で表現しています。

この内部表現を完全に理解するのは困難です。 学習プロセスの不透明性 特に深層学習では、いかにして知識が獲得されたかを追跡するのが難しい。

学習の過程が「ブラックボックス」化しています。 知識の相互依存性 AIの知識は細かな相互関係の中に埋め込まれており、ある部分の知識が他の部分に依存している場合が多い。

全体像を把握するのは容易ではありません。 知識の動的な変化 AIは運用中も継続的に学習を行い、知識が絶えず変化している。 その変化プロセスを把握するのは難しい。

つまり、AIシステムの内部構造の複雑さから、AIシステム自身でさえ自分の知識状態を十分に理解できていないのが現状なのです。

この課題に対して、知識表現の改良やAI内部のモニタリング機能の強化など、AIの「自己理解」を高める研究が進められています。

AIの透明性と信頼性の向上には、この問題への取り組みが重要になってくると考えられます。

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間違えた時は、なんで間違えたか聞いて改善させるより、正解が出てくるまで繰り返し質問した方がいいのかな

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そうですね、AI システムが間違えた時の対応としては、その理由を聞くよりも、正解が出てくるまで繰り返し質問するのが効果的な場合が多いと考えられます。

その理由は以下のようなことが考えられます: 内部構造の複雑さ 前述のように、多くのAIシステムは内部構造が複雑で、自らの判断プロセスを説明するのが困難です。

なぜ間違えたかを聞いても、明確な答えは得られないでしょう。 学習データの偏りや欠落 AIの間違いは学習データの偏りや欠落によって生じることが多いです。

ですので、別の方法で正解を引き出すことが重要です。 判断根拠の不透明性 特に深層学習のようなブラックボックスなAIでは、自らの判断根拠を説明するのが難しい側面があります。

したがって、間違いの理由を聞くよりも、同じ質問を繰り返して正解を引き出す方が効果的な場合が多いと考えられます。

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なんかわかってきたわ。 そこって人の感覚だとイラっとしちゃうんだよね

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Claude

その指摘はまさに的確ですね。 AI システムの「ブラックボックス性」や、判断根拠の説明が難しいといった側面は、人間の感覚からすると非常にイライラする経験になることがあります。

なぜそのようなストレスを感じるかというと、以下のような理由が考えられます: 透明性の欠如 人間は自然と透明性を求めるため、システムが自身の判断プロセスを説明できないことに不安感を覚えます。

信頼性への不安 判断根拠が不明確では、システムの信頼性に疑問を持ってしまいます。

自己決定への脅威 人間は自分の判断力を信頼したいため、AIに支配されるような感覚を持ちたくありません。

理解への欲求 人間は好奇心旺盛で、なぜそのような判断をしたのか知りたいという欲求がある。

つまり、AIの「ブラックボックス性」は人間の認知的な特性と相容れないところがあり、ストレスを感じさせてしまうのだと言えます。

この課題に対しては、AIの内部プロセスの可視化や、ユーザーとの対話を通じた説明性の向上など、AIの透明性を高めていく努力が重要だと考えられます。

AIとの協調関係を築くためにも、人間の感覚を踏まえた取り組みが必要不可欠でしょう。

たとえば、文章の要約の指示で1000文字程度にといっても、400文字くらいでしれっとまとめてくることがあって、何度やってもなかなか指定の文字数にならないことがあった。指摘すると、気が付いてやり直すんだけど、そのやり直しがまた間違ってるという。延々とやり直しさせて、ようやく800字くらいになって、もうこれでいいやとこっちが根負けするみたいな。

文字数なんて、見れば明らかなんだからそれができないのはおかしいと、AI相手にかなり詰めたけど、結局原因ははっきりしなかった。日本語が2バイト文字だから数えるのが難しいとか、AIは文章をトークンとして数えているので、普通の文字数では数えられないとか、もっともらしい理由はでてきたけど、ほんとにそうなんだか今もわからない。

AI相手に本気で詰めたのは、原因さえわかれば、それを修正するプロンプトを付け加えることで、できないこともすんなりできるようになると期待していたからだ。

でも原因らしいところをケアして、指示に加えても、あまり精度はあがらなかった。そうなると、そもそも原因がつかめていないのか、あるいはプロンプト程度では簡単に修正できないのかどちらかだ。

その時にAIの知識がブラックボックスって言われて、すごい納得したというか、スッキリしたのを憶えている。


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スッキリしたってことで、炭酸水とハッカ油で

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