ナナフシの孵化時期について、記憶と記録の食い違いを発見しました。最初の世代の孵化は11月だったことが写真から判明し、冬季の飼育の難しさを振り返ります。


第5世代ナナフシが生まれたときにまさかこんな時期に産まれるとは思ってもいなかった。と書いていたのだけど、過去の記録を掘り返してみると、第1世代が産んだ卵が11月に孵化している写真があった。画像の日付が2021/11/17だった。これが最初に産まれたナナフシ。11月中旬なので今回よりは一ヶ月遅いものの、ぎりぎり秋に生まれている。これをすっかり忘れていて、記憶では最初の孵化は12月終わりごろだと思っていた。


卵がひっかかってしまっていて、この後すぐに死んでしまった。これ以降も、卵が引っかかるナナフシはけっこう出てくるので、その都度、取り外して助けたりしていた。体が小さくてつかみにくいのと、無理に引っ張れないのとで、なかなか難しい。ピンセットと針のようなものを用意して、これを手術と呼んでいた。ただ、うまく助けられたとしても、見つけた時点で弱っていることが多く、その後元気に育った例は少ない。なので孵化の時期は、せめて早期発見するように、なるべく頻繁にチェックしていた。


これがちゃんと成虫まで育てられた、最初のナナフシたち。画像の日付は2021/12/29
もう三匹産まれている。このときは近くにクヌギの葉があってそれを食べさせようと思った。ただ、幼虫には冬のクヌギは硬く、ほとんど食べられなかった。なので、すりつぶした葉と、試しに柔らかいキャベツなど置いてみた写真。
けっきょく、キャベツは食べなかった。すりつぶした葉も、少しは食べたような感じもしたけど、しっかり食べるというほどではなかった。このころから、けっこうエサには困っていた。
(つづく)
- ナナフシ観察記録📒【4】 秋生れナナフシの食料
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