ナナフシ観察記録📒【6】 冬の食料難

6】 冬の食料難

アカメガシワをよく食べてくれて安心していたのだが、12月に入ると状況が変わってきた。本格的な冬を前にして、さすがのアカメガシワも葉っぱが枯れて落ちてきたのだ。

そういえばアカメガシワは夏に元気に伸びていく植物なのをあらためて思い出す。冬に葉っぱが残っているのは単に丈夫すぎるからであって、これを冬のナナフシの主食にはできないようだ。

植木鉢で育てているアカメガシワもあって、日当たりの良いベランダにおいていたが、それももう葉が枯れかけている。もう少し早く気がついて部屋の中においておけば、もしかしたら冬の間の食料になったかもしれないけれど、もう手遅れだった。

またどこかでアカメガシワ以外の食料を探してこなくてはならない。食べられる葉がどこかにあるだろうか。心配だ。

食料探しの日々

12月も半ばを迎えると、近所の道端や、遊具が3つ4つおいてあるだけの空き地のような公園では、ナナフシの食草はまったく見つからなくなった。何も見つからないまま時間だけは過ぎていく。食べ物がないまま、とうとう年を越してしまった。

元日、運動がてら自転車で少し離れた大きな運動公園に行くことにした。ここならなにかありそうな雰囲気はあった。常緑樹がたくさん植えてあるし、日当たりもよくて、1月になったというのに雑草の類もまだ生えている。とにかく見た目的に食べられそうなものを持ち帰ることにした。まずは食べさせてみて、よく食べるやつをもう一度取りに来ればいい。

常緑樹の葉や雑草を何種類か摘み取ったけれど、どうも心もとない。というのは常緑樹の葉は前に試したことがあった。これらは冬を乗り越えるために葉っぱが分厚く硬い、ナナフシの食べるものではなかった。あと雑草の類も多分食べないと思っている。ナナフシを探していて雑草の草むらで見つけることはない。ほとんどが広葉樹の葉の裏や枝についている。雑草はナナフシの食草ではないという意味だろう。

もちろん可能性はゼロではない。でも期待は薄い。このまま帰るわけには…もう少し探してみよう。

野バラとの出会い

そこで目についたのは、棘のある謎の植物。茎が柵のまわりに稲妻のように広がり、葉の形も含めてなんだか野バラのような雰囲気だった。ナナフシはバラ科の植物をよく食べている。ということはこれも食べるのではないか?なんだか希望が出てきた。

園芸用のハサミをポケットから取り出し、カットするところを探す。しかし茎は縦横に広がっているけれど、葉はほとんど残ってなかった。数本切り取ったがこれで足りるだろうか。しかし贅沢は言えない、わずかでもこれを持って帰ろう。

良かったのは、これをナナフシに与えるとよく食べたことだ。他に取ってきた葉は食べなかった。一つも食べなかった。もしこれがなかったら、ナナフシは生き延びられなかっただろう。本当に助かった。この謎の野バラに感謝するしかない。

しかし食べたとはいえ、そもそもこの葉っぱは量が少ない。これで1月、2月の最も寒い時期を乗り越えられるだろうか。2月の中旬になれば、梅の花が咲く。梅の花はナナフシがよく食べるのを知っているから、そこまでもちこたえれば、なんとかなるのだが。とても不安だ。

果たしてこの野バラの葉っぱはナナフシの命を繋ぎ止めてくれるだろうか。

(つづく)

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